
ネットワークを用いてADSアプリケーションの実験を行うことである。このために数機の航空機と2箇所の地上システムにADSアプリケーションがインストールされている。
ATN SARPsのバリデーションを実施するためにフランスDGACではATISアプリケーションのミュレーションとmRPの性能評価が実施されている。
Pro−ATNでは、フランス、ドイツ、オランダ、英国の7箇所のサイトをネットワークで接続し、SSRモードS,AMSS,VDLモード2サブネットワークにより航空機とのデータリンクを実現しようとしている。地上サブネットワークにはX.25とLANが使用される。航空機としてはエアロスパシアルが開発するATN器材を搭載したA340を含む3機が使用される。Pro−ATNでは、ADS,CPDLC,FIS(ATIS)、CMが実施されるばかりでなく、CMIPを利用したネットワーク管理機能も開発さる予定である。この計画はソフラビアの管理のもとに1996年に開始され、ネットワークが1998年の中期までに開発される。トライアルと分析は1999年末までに完了する予定である。
リーム(フランス)のATCセンタとマーストリヒトのEUROCONTROLのATCセンタの実運用環境にCM機能とCPDLC,ADSアプリケーションの一部機能を取り入れる計画があり、EOLIAと呼ばれている。EOL?Aで使用されるアプリケーションは、Pro−ATNで開発されたものである。実現される機能は、?、周波数移管メッセージ、エンルート・クリアランス、ダイナミック・ルートアベイラビリティ、ADSによるフライトプラン更新、航空機状況報告である。EOLIAは1996年に開発されエアロスパシアルが管理を行う。1998年中期にはアプリケーションの開発が終了し、1999年末にはトライアルと分析が終了する予定である。
フランスが中心となりATS?Sアプリケーションの開発が進められている。この計画はA?ORと呼ばれ、AFTN/A?Sゲートウェイ、ATSメッセージ・サーバ、ATSメッセージ・ユーザ・工一ジェントの開発が含まれている。1998年にはシステム間の相互接続が実現される予定である。
フランスでのATN実施計画を作成する目的でSCALAと呼ばれる研究が開始された。現在の実施計画では=2000年にADS(北大西洋ブレスト・セクタ)、ディバーチャ・クリアランス、ATISを実施、2002年から2003年にかけてADSとCPDLCを利用したフライトプラン更新、V冊周波数移管、エンルート・クリアランス、拡張したFISを実施する予定である。
同時にこれらの新しいアプリケーションをサポートするATNシステムのアーキテクチャと現行システムとのインタフェースの研究を開始している(CAUTRA)◎
フランスはCNS/ATM−2パッケージに向けて、ATN上でのレーダ監視データの交換、ATFMとフライトプラン・サービスに関するICC、ATSMHSの拡張等を検討している。
(8)SITA(WP48)
SITAはアメリカンエア、ロックウエル・コリンズと共にVDLモード2の地上通信局とそれに連接するATNルータを開発している。これによりATNSARPsのバリデーションに参加している。
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